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雪ユキて、神軍 後編 [コーギー]

マイミクの後輩(一応パンピー)が、前回のタイトルを見て・・・「次は除雪車ですか?」
う~ん、まるっとお見通しですね(笑)。なんか悔しいぞ、と。

左=いすゞ エルフ除雪車(トミカ No.48-5。1/78。1989年発売)
右=Scammel Mountaineer Damp Truck with Sonw Plough。
           (マッチボックス No.16-C。1/109。64年発売)

トミカのNo.48-5は・・・はっきり言って大味な造りだけど、珍しい車種なので○
ダンプ形状の荷台はリフトしませんが、スコップのモールドが「らしさ」を演出しています。

このエルフの金型、後部を変更して他の車種にも頻繁に流用されています。
高所作業車、移動青果店、カーキャリア、道路工事標識車、ボトルカー等々・・・働き者だな~。

マッチボックスのNo.16-Cは、収集の初期にかなり力を入れて探したモデルです。
ホイール違いや、ドア下のステップの抜けの有無などで7種類のバリエーションが存在。

除雪板のデカールが剥げやすいのが弱点。砂場で遊んだ日には恐らく目も当てられないことに。
・・・・・・ちなみに彼の地には、こんなデカールにもリペア品があったりします。

除雪車の玩車、さほど種類が多いわけではありませんが、雪上車よりは豊富。
下のコーギーのように既存品に除雪板をつけることでモデル化しやすい事情もあるのでしょうが。

Mercedes Benz Unimog with Sonwplow(No.1150-A。71年発売)

除雪板がシリンダーで上下動!バリエーションは色違いやミラーの有無で4種類。
姉妹品はノーマル(No.406-A)、ダンプ(No.409-B)、ダンプトレーラー付き(No.1145-A)。

さて・・・除雪車のモデルといえば、昨冬から気になっているものが。
日本除雪機製作所という実機メーカーが販売しているロータリー除雪車「HTR263」

送料込み5000円・・・どうしよっかと迷い続けていましたが、入手しないまま売り切れたとなると、
ティルトウェイト級のダメージを食らうこと必定なので、ついに注文しちゃいました(汗)

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珍玩堂主人 シトロエンDS編 [コーギー]

いまから半世紀以上も前、1955年のパリ・サロンに舞い降りた「宇宙船」。

左=ハスキー Citroen Safari (No.2-A。64年発売〉
右=マッチボックス Citroen D.S.19 (No.66-A。59年発売)

卓越したデザインと野心的な機構ゆえに当時、「20年進んだ車」と評されたそうですが、
どっこい今の私たちが見ても、未来からやってきた車としか言いようがありません。

2CV、AMI、SM、CX等、かつてのシトロエンのデザインは独創性に富んでいました。
なかでもDSの完成度の高さは、100年後にも通用するものではないでしょうか。

玩車の世界でも当然人気者で、数多くのメーカーからリリースされました。
ディンキーのTV中継車、コーギーの冬季五輪仕様など、魅力的なモデルも多数。

今回ご紹介したハスキーとMBは、ともに可動部はありませんが(MBは窓さえない)
小スケールながら実車の美しさをよく再現している好モデルだと思います。

ハスキーのNo.2-Aは67年まで販売された後、一回り大型化したNo.2-Bにモデルチェンジ。
70年にコーギージュニアに改称、ウィズホイール化されて73年まで販売されました。

No.2-Aはクリーム色で、ルーフに積むボートは茶。バリエーションはないもよう。
No.2-Bのボディ色は金、黄、青、メタリックパープル。ボートの色違いで計7種類が存在。

マッチボックスのNo.66-Aのバリエーションは、タイヤの色や車軸の違いで4種類。
当時の細部塗装は手作業なので、ライトやグリルは銀で塗られていたり、いなかったり。

トミカサイズのDSはMB、ハスキーのほか、シクやマジョレット、近年ではJLから出ています。
少しばかり小さいですがAHIブランドの日本製も存在・・・似てないんだこれが(苦笑)

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すまじきものは宮仕え? [コーギー]

1965年の某日、メットーイ社の或る社員は、かなり頭を抱えたのではないでしょうか。
上司のオフィスに呼ばれた彼の思い出を妄想してみました。上司曰く。。。

「やぁ、ドゥーキー君(仮名)。お茶をどうかね。上等のアッサムが入ったのだよ。

うん、来てもらったのはほかでもないんだが、きみ007をみたかね?
そうそう、いま流行ってるコネリーのスパイ映画だよ。

なに、先週みた?それなら話が早い。あれに出てくるアストンマーチンね、
わがコーギーで、あれのミニカーを出すことになったんだよ。

おう、そうか、やってくれるかね。それでいつ売り出せるかね。
なに早くても半年後だって!馬鹿いっちゃいかん。上映期間中に発売するのだ。

そういえば、わが社にはアストンマーチンのミニカーがあっただろう。
あれを少し変えて作れば早くできるんじゃないかね。

なに、あれはDB4で、ボンドが乗ってるのはDB5だって。
細かいことにこだわってちゃ出世できんよ、きみぃ。

ちゃっちゃっと手を加えて週明けに試作品を持ってきてくれたまえ。
だぁいじゃうぶ!君ならできるよ。これには社長も期待しておるのだよ。

あ、それと大したことではないんだが、映画の中で出てくる仕掛けね、
あれも一通りできるように盛り込んでおいてくれたまえ。

うん、助手席から放り出されたり、マシンガンや防弾板が出たりするあれだよ。
映画の車を作るんだから、当然だろう、きみぃ。

期日厳守で頼むよ。。。ところで、お茶のおかわりはどうかね?」

まあ、例によってフィクションですが、大筋ではこんなもんだったんじゃないかと(笑)
画像の2台を見比べると、ドゥーキー君(仮名)の奮戦ぶりが伝わってきます。

右=アストンマーチンDB5(No.261-A。65年10月-68年)
左=アストンマーチンDB4(No.218-A。60-65年)

No.261-Aは、ギミック搭載のためNo.218-Aのルーフやトランク、ボンネットを改修したほか、
ヘッドライトやグリルのパターンに手を加えて、DB4をDB5に変身させています。

改修部分とオリジナルの接合部にちょっと段差があるのはご愛嬌。
ドゥーキー君(仮名)の努力のかいあって、実に400万個を売り上げる大ヒット作となりました。

68年2月には一回り大きな新金型のNo.270-Aにモデルチェンジ。
従来のギミックに加え、回転ナンバープレートやホイールスピンナーが搭載されました。

オリジナルのNo.218-Aもまた、玩車初のボンネット開閉機構を備えた意欲作でした。
バリはホイール違いなどで4種類。レース仕様の塗装が施されたNo.309-Aも存在。

さて、無理難題をふっかけられたドゥーキー君(仮名)。さぞ苦労したと思われますが・・・
仕事って好きなことだと、愚痴を零しながらも、熱中できたりするのですよね。

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28年ぶりの邂逅 [コーギー]

コレクションを続けていると、いつの間にやら半端モノも増えてきます。

コーギーのバットバイク(No.268-B。1978年発売)
搭乗者がいないまま、書棚の片隅で長く無聊をかこっていたところ。。。

ようやくご主人とめぐり合えました・・・って、ミクロマンなんだけど(笑)
オリジナルの人形よりかっこいいと思いますが、縮尺が大きくてバイクがスズキGAGみたい?

オリジナルはグレーのスーツで、60年代のテレビシリーズに登場のバットマンを再現。
本来は黒のマントやマスクが、なぜか水色に変更されています。

現在までいろんなバットバイク(バットサイクル)があるけど、66年劇場版のが超クール!
米国には1/1で製作しちゃった数寄者も・・・マニア魂に脱帽。

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珍玩堂主人 レーシング・ミニ編 [コーギー]

ミニの1/43(1/42)は1960-70年代、コーギー、ディンキー、スポット・オンの各社から、
カントリーマンやモークまで発売されましたが、小スケールでは意外と少ないもので・・・

左=マッチボックス Racing Mini(No.29-E。70年発売)
右=コーギージュニア B.V.R.T. VITA-MINI 1300 Mini-Cooper S(No.21-C。同)

マッチボックスのミニは、大径マフラー&オバフェンの比較的おとなしいチューン。
画像のブロンズのほか、オレンジの色目違いなどで、計16種類のバリエーションがあります。

ただ・・・資料本に収録されていない上、私も画像でしか見たことがありませんが、
メタリックグリーンとライムグリーンのバリも存在・・・ミニコレクター諸氏、頑張って!

コーギージュニアはチョップトップの上、エンジンヘッドが飛び出し、ものごっついことに。
ボディ色は挑戦的なメタリックパープル1種類だけのようです。

1/43との差別化を図りたかったのか、それともHW台頭への危機感の表れか。
正統派ミニフリークは首を傾げるかもしれないけど、栄養過多のこのモデル大好きです。

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珍玩堂主人 VWビートル編 その2 [コーギー]

世界に冠たるドイツの国民車を、ジョンブルが競作。

左=ハスキー Volkswagen 1300(No.20-B。1968年発売)
右=マッチボックス Volkswagen 1500 Saloon(No.15-D。68年発売。1/59)

マッチボックスのNo.15-Dは、レズニーが脂の乗り切った60年代末の傑作(独断)
モンテカルロ・ラリー仕様をモデル化。小スケールながらテクノ式のステアリング機構を装備。

No.15-Dのバリエーションは、ゼッケンの素材(デカールorシール)や大きさで2、3種類。
70年にスーパーファスト化(No.15-E)、この時点で操舵ギミックは廃止されました。

No.15-Eは72年まで生産。色はメタリックレッドもあり、バリエーションは計8種類。
79年に日本向けのジョリー・シリーズとして再登場(J-6)しましたが、前部のゼッケンは省略。

ハスキーのNo.20-Bは、ルーフに載せたトランクがいい感じ♪
小スケールといえども、兄貴ブランドのコーギー譲りの遊び心を感じさせますね。

Dr.Edward Forceの著作によると、ハスキー=青、70年発売のコーギージュニア=黄、
71年発売のコーギージュニア(黒ホイール)=赤の3バリエーションだそうです。

また、No.20-Bと金型を共用して、ポリス仕様(No.3-B。68年発売)も作られました。
71年には大胆に金型を改修し、前後にエンジンを積んだホットロッド(No.60-A)に変身。

この改修の影響か、コーギージュニアのビートルには別金型のNo.17-C(70年発売)も存在。
No.17-Cのポリス仕様はNo.3-C(75年発売)・・・え~い、ややこしい!

ちなみに、この他の「VWビートル編」は、こちら>その1 その3

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珍玩堂主人 VWタイプ2編 その2 [コーギー]

タイプ2はボディの自由度の高いRR方式を採用していることから、
パネルバン、コンビ、マイクロバス、ピックアップなど多くのバリエーションを生みました。

今回もその中から2点。

右=ハスキーのNo.32-A(Volkswagen Luggage Elevator Truck。1966年発売)
左=マッチボックスのNo.34-B(Volkswagen Camper。62年発売)

ハスキーはコーギーの弟ブランド・・・なぜか弟の方が大型犬です。
マッチボックスが席巻する小スケール市場に進出すべく、64年からリリースされました。

ハスキーのNo.32-Aは、No.12-A Volkswagen Tower Truck と同金型を使用。
ボディやコンベアの色違いで3種類のバリエーションが存在します。

荷台のコンベアが可動するのは、ギミックに力を入れたコーギーの面目躍如といったところ。
大概ベルトのゴムが劣化してしまっていて、ハンドルを回すのは勇気が必要ですが。

ハスキーのタイプ2にはこのほか、幌つきのピックアップトラック、
No.15-A Volkswagen Pickup Truck が存在します。

マッチボックスのNo.34-Bは、室内にテーブルやベンチシートが再現されたキャンパー仕様。
サンルーフとあいまって、眺めているだけで行楽気分に浸れます。

ボディ色のバリエーションは上品な薄い緑だけですが、
タイヤの色やシートの取り付け方などで、8種類のバリエーションが存在。

また、バリエーションとは別に、この時代のマッチボックスは、
ロットによってライトやバンパー、グリルなどが塗られていたり、いなかったりします。

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