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珍玩堂主人 VWタイプ3(1600TL)編 [ベストボックス]


右=ベストボックス(No.2508。1/70)
左=マッチボックス(No.67-B。1/61。1967年発売)

Best-Box・・・と言っても、「ベスト」や「ボックス」(ともにイタリア)ではなくて(笑)
62年創業のオランダの会社。手持ちの資料が殆どなくて、主に海外のサイトで調べました。

70年前半に「Efsi」に改称、2006年からは同国の「oto」という会社に継承されました。
中島登氏の「世界のミニカーⅡ」によると輸入もされたようで、たまに専門店で見かけます。

商用車中心のラインナップだけど、シトロエンIDやジャガーEなど、ねこざかなの好物も存在。
また2台のF1(クーパーとロータス)は、「ミニディンキー」としてOEM供給されました。

社名にマッチボックスの影響が伺えますが、このタイプ3を見るかぎり、
小さくとも甘さのない造りは、シュコーの800シリーズに通じるものがあります。

MBのNo.67-Bのバリエーションは、画像の赤と、ギフトセット専用のルーフラック付き。
またカナダ市場向けにメタリックパープルのモデルも販売されたました。

精密さと玩車としての魅力を備えた、60年代後半の傑作のひとつと断言しちゃおう。
70年にスーパーファスト化(No.67-C)、メタリックパープルやピンクなど7種類が存在。

実車は61年、タイプ1(ビートル)とプラットフォームをほぼ共有する近代的セダンとして、
1500ccのノッチバックが発売。62年にバリアント(ワゴン)とカルマンギアが追加されました。

67年に排気量が1600ccに拡大され、今回ご紹介のファストバックの1600TLが登場。
どのモデルも美しいフォルムですが・・・空冷RRという機構が新鮮味を欠いたのか。

偉大なビートルの後継者となるのは難しく、タイプ3は73年に13年間で生産終了。
総生産数は約180万台。ビートルは65年間で2100万台以上が世に送り出されました。

タイプ3の玩車も、1/43やHOは割と充実していますが、トミカサイズは少ないですね~。
MBとベストボックスのほかは、シクがノッチバック、バリアント、カルマンギアを出しました。

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