SSブログ

あなたは、違う。だから、いいんだ [読んだ本]

生存確認代わりの書籍紹介兼、備忘録。
今週末は10冊。


二番目の悪者
「嘘は、向こうから巧妙にやってくるが、
真実は、自らさがし求めなければ見つけられない」






漱石全集を買った日―古書店主とお客さんによる古本入門
本を選ぶことは、本に選ばれていることでもあるし、本を読むことは、本に読まれていることでもある。






Blue
同調圧力が極端に強くてみんな周りのことばかり気にしている。本当は見栄っ張りのくせに、身近な誰かが目立つことは許さない。有名人の醜聞や他人の悪口が大好きなくせに、自分が悪者にはなりたくない。そんな狭い了見の人々が蠢く、狭い国の狭い世間。それは国が豊かなときも、貧しくなっても変わらない。



童の神
「京人は我らを鬼と呼ぶ。土蜘蛛と呼ぶ。そして童と呼び、蔑む。理由などない。己が蔑まれたくはないから誰かを貶める」






鹿の王 水底の橋
嵐が来ても、嵐から身を守る技術を知っていれば生きることができます。技術は、いつの時代、どんな人々にとっても大切なもの、必要とされるものですから。





テンプル騎士団 (集英社新書)
それはヨーロッパ初の常備軍であり、ヨーロッパ一の大地主であり、ヨーロッパ最大の銀行だった。城塞であり、農場であり、銀行窓口でもあるような支部をヨーロッパ中に張り巡らせる、超国家的な組織だった。




古生物学者、妖怪を掘る―鵺の正体、鬼の真実 (NHK出版新書 556)
ツノがあるとリーダーで、性能も高い、という不文律は後世において巨大ロボットの登場する作品の表現手段として定着しており、これはスーパーロボット・リアルロボットいずれのジャンルにおいても共通する特徴と言える。男の子向けの世界で一般化したこれも、何かしら根源的なツノに対する信仰のたまものかもしれない。



キネマトグラフィカ
「婿、婿、不幸ぶらないでよ。女なんて、結婚した途端、当たり前みたいに、嫁扱いされるんだからね」






プロット・アゲンスト・アメリカ もしもアメリカが・・・
「間違いない、陰謀はたしかに起きている。だが陰謀は陰謀でも、それを衝き動かしている力をここではっきり指摘しよう――ヒステリー、無知、悪意、愚鈍、憎悪、恐怖だ。わが国は何とおぞましい見世物になり果てたことか!虚偽、残虐、狂気がいたるところにはびこり、野蛮な暴力が私たちの息の根を止めようと脇に控えている。」


さようなら、オレンジ (単行本)
「あなたは、違う。だから、いいんだ」







nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。