マッチボックスのモーターサイクル 前編 [マッチボックス]
夏休みも残りわずか。ツーリングに行かなきゃあ!というわけで(謎)
レズニー期のモーターサイクルを二回に分けて御紹介。
玩朋のPonys41様の記事への勝手連でもあります。
ハーレーだけ御紹介する予定が、興がノったので急遽、企画ものに。
レズニーが二輪モデルを最初にリリースしたのは1960年。
TRIUMPH MOTERCYCLE & SIDECAR (No.4-C、1/42)
実車は53-61年に生産されたT110(通称ワンテン)
やや簡略化されているとはいえ、エンジン部のキャストは見事です。
ブルーメタリックの濃淡のバリエーションのほか、
後述のNo.66-Bの銅色と太タイヤを備えたレアバリも存在。
また、レズニーが1-75の品番制導入を決定する前につくられた、
「No.78」の刻印がある試作品も確認されています。
翌61年には、今なおファンの多いスクーターが登場。
LAMBRETTA SCOOTER & SIDECAR (No.36-B、1/41)
実車は恐らく、59-61年に生産されたTV Series2。
175ccエンジン搭載、ダブルシートのハイスペックグレードでした。
トライアンフ同様、メタリック塗装の濃淡のほか、
細かいところでは裏板の微妙なカットの有無によるバリがあります。
さて今回の真打、ハーレーダビッドソンの発売は62年。
HARLEY DAVIDSON MOTERCYCLE & SIDECAR (No.66-B、1/41)
うーん、エンブレムから推測するとFLHかなぁ(自信ナイ)
パンヘッドの緻密な再現は、当時のレズニーの技術の粋を見るようです。
サイドカーモデル全般に言えることですが、ハンドルやフロントフォークが、
長き年月の間に破損するケースも多いため、ビンテージ相場はいずれも高めです。
ランブレッタは66年、トライアンフとハーレーは67年に生産終了。
入れ替わるように同年登場したのは、マッチボックス初の日本車でもありました。
HONDA MOTERCYCLE & TRAILER (No.38-C、1/41)
ネコパブの「ビンテージ・ミニカー」によると、このホンダのレーサー、
残念なことに「実車」は存在しないとのことです。
エンジン部は、ハーレー程じゃなくても、まずまずの出来なんですけどねぇ・・・
発売当時のGPマシンは四気筒で、二気筒じゃないんだそうな。
トレーラーは最初オレンジ、のちに黄色にHONDAのデカールやシールが貼られました。
トレーラーのタイヤがスーパーファスト化されたMB.38-Aは次回御紹介。
余談ですが、モデル名の後ろに記したスケール、
当時のカタログに準拠しているけど、はっきり言ってアバウトです(笑)
さて・・・スーパーファストの大波が来る前のモデル、もう一台ご覧ください。
1914 SUNBEAM MOTERCYCLE & MILFORD SIDECAR (Y-8-B、1/34、62年発売)
60年代の英国から見た古き良き時代を再現したイエスター・イヤー・シリーズは、
早くからプラスチック部品導入に積極的で、このモデルもハンドルやシートなどはプラ。
銀メッキという選択は、発売当時も物議を醸したそうです。
なぜかYシリーズはその路線を拡大し、70年代には大半がメタリックになるのですが(苦笑)
バリエーションとしてはシートの色違い、車輪スポークのメッキの有無のほか、
車体がゴールドメッキされたレアバリも存在します。
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レズニー期のモーターサイクルを二回に分けて御紹介。
玩朋のPonys41様の記事への勝手連でもあります。
ハーレーだけ御紹介する予定が、興がノったので急遽、企画ものに。
レズニーが二輪モデルを最初にリリースしたのは1960年。
TRIUMPH MOTERCYCLE & SIDECAR (No.4-C、1/42)
実車は53-61年に生産されたT110(通称ワンテン)
やや簡略化されているとはいえ、エンジン部のキャストは見事です。
ブルーメタリックの濃淡のバリエーションのほか、
後述のNo.66-Bの銅色と太タイヤを備えたレアバリも存在。
また、レズニーが1-75の品番制導入を決定する前につくられた、
「No.78」の刻印がある試作品も確認されています。
翌61年には、今なおファンの多いスクーターが登場。
LAMBRETTA SCOOTER & SIDECAR (No.36-B、1/41)
実車は恐らく、59-61年に生産されたTV Series2。
175ccエンジン搭載、ダブルシートのハイスペックグレードでした。
トライアンフ同様、メタリック塗装の濃淡のほか、
細かいところでは裏板の微妙なカットの有無によるバリがあります。
さて今回の真打、ハーレーダビッドソンの発売は62年。
HARLEY DAVIDSON MOTERCYCLE & SIDECAR (No.66-B、1/41)
うーん、エンブレムから推測するとFLHかなぁ(自信ナイ)
パンヘッドの緻密な再現は、当時のレズニーの技術の粋を見るようです。
サイドカーモデル全般に言えることですが、ハンドルやフロントフォークが、
長き年月の間に破損するケースも多いため、ビンテージ相場はいずれも高めです。
ランブレッタは66年、トライアンフとハーレーは67年に生産終了。
入れ替わるように同年登場したのは、マッチボックス初の日本車でもありました。
HONDA MOTERCYCLE & TRAILER (No.38-C、1/41)
ネコパブの「ビンテージ・ミニカー」によると、このホンダのレーサー、
残念なことに「実車」は存在しないとのことです。
エンジン部は、ハーレー程じゃなくても、まずまずの出来なんですけどねぇ・・・
発売当時のGPマシンは四気筒で、二気筒じゃないんだそうな。
トレーラーは最初オレンジ、のちに黄色にHONDAのデカールやシールが貼られました。
トレーラーのタイヤがスーパーファスト化されたMB.38-Aは次回御紹介。
余談ですが、モデル名の後ろに記したスケール、
当時のカタログに準拠しているけど、はっきり言ってアバウトです(笑)
さて・・・スーパーファストの大波が来る前のモデル、もう一台ご覧ください。
1914 SUNBEAM MOTERCYCLE & MILFORD SIDECAR (Y-8-B、1/34、62年発売)
60年代の英国から見た古き良き時代を再現したイエスター・イヤー・シリーズは、
早くからプラスチック部品導入に積極的で、このモデルもハンドルやシートなどはプラ。
銀メッキという選択は、発売当時も物議を醸したそうです。
なぜかYシリーズはその路線を拡大し、70年代には大半がメタリックになるのですが(苦笑)
バリエーションとしてはシートの色違い、車輪スポークのメッキの有無のほか、
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ビンテージ・ミニカー―懐かしい海外ブランド・ミニカーの世界 (Neko mook―Neko hobby mook (618))
- 作者:
- 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
- 発売日: 2004/01
- メディア: ムック
ねこざかな様
勝手連、有難うございます。
流石はマッチ者のねこさん、古のマッチボックスの方でしたね。
それもハーレーのみならず他のバイクモデルも・・・。
素晴らしいです。眼福有難うございます。m(_ _)m
・・・しかし、1/41とは良いサイズですね~(←バカ。)
by Ponys41 (2012-08-19 00:20)
ねこざかな様
こちらの記事に勝手連返しを発動致しました。
(関連薄いですが。。。)
よろしくお願い致します。m(_ _)m
by Ponys41 (2012-08-20 01:56)
>> Ponys41様
勝手連返し、ありがとうございます!
登場を予想なさっていた(と思われる)MBのハーレー、
次回登場させるつもりが、うっかり未入手だったことに気付く(爆)
タイコ期のハーレーと混同してました(汗)
急遽、イーベイで入手を図っていますのが、来週は無理か・・・
さて、往時のMBの縮尺ですが、記事にも書きましたように大変おおらか。
米国版の型録だけに明記されていないのは、そのせいかも知れません(苦笑)
by ねこざかな (2012-08-20 04:11)
こんにちは。
今回もお世話になりまする~。よしなによしなに。(謎)
2輪車にも造詣をお持ちなのですね。私はさっぱりわかりません。
T社は2輪作ってないので(爆)。
サンビームといわれたら、タルボット・サンビーム・ロータスくらいしか思いつきませんし、トライアンフと言われたらトライアンフ・アクレイムくらいしか思いつきません。
時にTオタの戯言と聞き流していただければ幸いなのですが、ホンダのバイク、マン島TTレースマシンってこんな感じじゃありませでしたっけ? 年代が合わないかな?
失礼しました~。
by はましょ (2012-08-21 14:54)
>> はましょ様
こちらこそ毎度、物欲の渦に巻き込んでしまってすみません(汗)
当方の二輪の知識は、四輪以上にアヤシイものがあります。
トライアンフつったら、TR2が愛嬌があって好きですけど、MBないのよねー
ホンダのレーサー、125ccでは62年のRC145まで二気筒だったようです。
だから、英誌の筆者は年代が合わないと考えたのかも知れません。
とはいえ、もし彼のもうひとつの不満点であるカウルを装備していたら、
二気筒だか四気筒だか判別困難になってしまうのでしょうがww
by ねこざかな (2012-08-22 00:57)
ねこさんのトランポの状態が良すぎて裏山w
当方のトランポトランポはケース保存にもかかわらず、チップが激しいですorz…。
さてトランポに載ってる怪しげなレーサー、タンクはCB92のドクロタンク(別名、キン潰しタンク)でシートはCR93のシングルシートっぽいけど、エンジンがDOHCでフレームもセミダブルクレードルっぽい…フレームがマフラーと一体化してるせいでそう見えるのかも?
このエンジンとフレームから考えるに、これはCB450にCB92風のタンクとCR93風のシートを着けたMBデザイナーの脳内クラブマンレーサーではないかと思われます。
しかしこのレーサー、タンクやシングルシートと乱暴にぶった切ったフェンダーとメガホンマフラーのお陰でイイ味だしてるなぁ…。
これにライトが付いてればACE・CAFEでトラやノートン辺りと夜な夜なバトルしててもおかしくないな。
あと鉄のスクーターが大好きな桃色的にはサイドカー付きのTV175も気になるw
VESPAのSSとTV175は実車が欲しい!
by 桃色ジープ (2012-08-22 18:18)
>> 桃色ジープ様
トランポ次回も出てきます~ホイールがアレですがww
怪しげなレーサーの解説、ありがとうございます!
自分ではまったく知識が足りないので、とても助かります。
サイドカーって憧れますよね。私も実車が欲しい・・・。
ワイルド7の両国のマッハⅢとか、鉄の竜騎兵の陸王とか(妄)
by ねこざかな (2012-08-25 04:13)
相変わらずの遅コメすみません(笑)
自分も2輪は詳しくないので、ただただ感心するばかりです。
状態もさながら、当時のキャストは素晴らしい出来ですね。
ずっとこっちに来てからのポリトイをいくつか持っていましたが・・・
お気に入りだったヤマハのレーサーのプラ製のカウルが、
経年変化(と言うか熱で)歪んでしまったのにはがっかりでした。
by 1275GT (2012-08-26 09:13)
>> 1275GT様
60年代の単車MB、海外のサイトでは、塗装が一色のため、
生産コストが低い(経営に優しい)商品だったとの記載もありますが。
緻密のキャストの抜けや、ハンドルの破損リスクを考えると、
そうでもなかったんじゃないかと愚考してます(苦笑)
ポリトイのカウルつき、猫も一台持っています。
熱変形は怖いですね。うちも確認しなきゃあ・・・
by ねこざかな (2012-08-26 21:55)
お久な感じであります。
しばらくブログ巡りしてませんでした。
夏は、暇なようで忙しいです、自分σ(^_^)
久々のぞいてみたら、バイクでした。
あんましバイクは、つーか知らないのでありますねぇ…
んでも、ねこざかな様のお陰で、教えられること多々ありました。
HONDA MOTERCYCLE & TRAILER は オクで何回か狙ったのですが、空振りの三振でやめました…。
この時代のマッチのミントはイイですねぇ、欲しいです。
今回も、いいもん 見してもらいました。あざ~す<(__)>
by マ~ (2012-08-28 22:06)
>> マ~様
> 夏は、暇なようで忙しいです
所帯持ちも同じでして・・・子供が家にいると、なにかと大変(汗)
バイクについての知識不足は猫も同じでして・・・
車種を特定するのに数時間掛かってしまいました(しかも怪しい)
by ねこざかな (2012-08-28 23:56)