バリエーションの迷宮 [マッチボックス]
ねこざかなに限ったことではないと思いますが、コレクションを長年続けていると、
世間一般には理解されない些少な差異に拘ってしまうもので・・・。
収集を始めた頃には、どんなバリエーションでも満足できていたものが、
とりあえず大半の車種を集めてしまった頃からがイケマセン(爆)
色やキャストの違いが気になり始める・・・入手しやすいバリならともかく、
なかには目の飛び出るような価格の希少品、試作品もあるから(お金が)たまらない。
貧乏猫にはとても激レアのミント・イン・ボックスを購入する余裕はないので、
難易度の低いバリから、そこそこの状態のルース品を、ゆる~く収集しています。
DENNIS FIRE ESCAPE ENGINE
左の一作目=No.9-A(1955年発売)と同一視している資料本もありますが、
右のNo.9-B(57年発売)には、バンパーとグリルのモールドが追加されています。
MB界の大御所、Charlie Mack氏の「Colleting MATCHBOX」では、さすがに別バリ扱い。
COCA COLA LORRY
右が56年に発売されたNo.37-Aの初版。荷台の箱が凸凹に積まれた「アンイーブン」
翌57年には、箱が平らに積まれた「イーブン」に金型変更されました。
個人的には、キャストの抜けが悪く、歩留まりが良くなかったためじゃないかと推測。
左は裏板が追加されたNo.37-B(60年発売)。No.37-Aと似ていますが別の金型です。
コカ・コーラの車は人気があったようで、66年まで通算10年間製造されました。
VOLKSWAGEN CAMPER
右=No.34-C(67年発売)のルーフは、翌年リリースのNo.34-Dで低く変更されました。
これもまた、製造の効率アップが理由じゃなかったのかと思うのだけど・・・。
60年代後半になるとMBの生産量は膨大だったようで、両者のプライスは大差なし。
KARRIER REFUSE COLLETOR
No.38-A(57年発売)。左のグレーより、シルバーが比較的レア。
ブラウンのモデルが特に希少($350-500)。私は実物を見たことありません。
T.V. SERVICE VAN
No.62-B(63年発売)。どこが違うんやねん!と突っこまれそうですが、裏板の固定方法変更。
右の初期モデルは前端をバンパーに嵌めて固定、左は裏からハトメで留めています。
デカールが「RADIO RENTALS」で、グレープラホイールのバリは激レア($750-1000)
MORRIS J-2 PICKUP
No.60-A(58年発売)。これもコレクター泣かせのモデル。私が持っているのは3種類ですが、
運転席後ろの窓の有無、デカールやホイールの色違いで計6種類のバリがあります。
PICKFORDS REMOVAL VAN
No.46-B(60年発売)。緑より紺、デカールの文字が3列より2列の方が希少。
ライトブラウンの「Beales Bealesons」特注品は、3000個限定で$850-1200と超高値。
今回のバリエーションやプライスは「Colleting MATCHBOX」の記載をもとにしました。
Mack氏によれば、厳密にはキャストやデカールなどの違いで、より細かく分類できるとのこと。
イーベイでは、ちょっとしたレアものでも、単体での出品は高騰しがちなため、
複数のお目当てが含まれた「まとめて」の出品に照準・・・ダブリが増えるわけやね(苦笑)
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世間一般には理解されない些少な差異に拘ってしまうもので・・・。
収集を始めた頃には、どんなバリエーションでも満足できていたものが、
とりあえず大半の車種を集めてしまった頃からがイケマセン(爆)
色やキャストの違いが気になり始める・・・入手しやすいバリならともかく、
なかには目の飛び出るような価格の希少品、試作品もあるから(お金が)たまらない。
貧乏猫にはとても激レアのミント・イン・ボックスを購入する余裕はないので、
難易度の低いバリから、そこそこの状態のルース品を、ゆる~く収集しています。
DENNIS FIRE ESCAPE ENGINE
左の一作目=No.9-A(1955年発売)と同一視している資料本もありますが、
右のNo.9-B(57年発売)には、バンパーとグリルのモールドが追加されています。
MB界の大御所、Charlie Mack氏の「Colleting MATCHBOX」では、さすがに別バリ扱い。
COCA COLA LORRY
右が56年に発売されたNo.37-Aの初版。荷台の箱が凸凹に積まれた「アンイーブン」
翌57年には、箱が平らに積まれた「イーブン」に金型変更されました。
個人的には、キャストの抜けが悪く、歩留まりが良くなかったためじゃないかと推測。
左は裏板が追加されたNo.37-B(60年発売)。No.37-Aと似ていますが別の金型です。
コカ・コーラの車は人気があったようで、66年まで通算10年間製造されました。
VOLKSWAGEN CAMPER
右=No.34-C(67年発売)のルーフは、翌年リリースのNo.34-Dで低く変更されました。
これもまた、製造の効率アップが理由じゃなかったのかと思うのだけど・・・。
60年代後半になるとMBの生産量は膨大だったようで、両者のプライスは大差なし。
KARRIER REFUSE COLLETOR
No.38-A(57年発売)。左のグレーより、シルバーが比較的レア。
ブラウンのモデルが特に希少($350-500)。私は実物を見たことありません。
T.V. SERVICE VAN
No.62-B(63年発売)。どこが違うんやねん!と突っこまれそうですが、裏板の固定方法変更。
右の初期モデルは前端をバンパーに嵌めて固定、左は裏からハトメで留めています。
デカールが「RADIO RENTALS」で、グレープラホイールのバリは激レア($750-1000)
MORRIS J-2 PICKUP
No.60-A(58年発売)。これもコレクター泣かせのモデル。私が持っているのは3種類ですが、
運転席後ろの窓の有無、デカールやホイールの色違いで計6種類のバリがあります。
PICKFORDS REMOVAL VAN
No.46-B(60年発売)。緑より紺、デカールの文字が3列より2列の方が希少。
ライトブラウンの「Beales Bealesons」特注品は、3000個限定で$850-1200と超高値。
今回のバリエーションやプライスは「Colleting MATCHBOX」の記載をもとにしました。
Mack氏によれば、厳密にはキャストやデカールなどの違いで、より細かく分類できるとのこと。
イーベイでは、ちょっとしたレアものでも、単体での出品は高騰しがちなため、
複数のお目当てが含まれた「まとめて」の出品に照準・・・ダブリが増えるわけやね(苦笑)
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私の知人でミニチュアカーとフィギュア専門に商売をしている人がいます。
彼はロンドンの有名骨董通りで商売をしていますが、
だいたいミニチュアカーを買う人はどんな客なんだと聞いたところ
返ってきた答えがなんとイタリア人で、次に日本人とのこと。
最近はロシアとその周辺国も多いようです。
もっとも観光でにぎわう場所でのことですが。
ただし、集めることにおいてはイギリス人。
by いっぷく (2008-05-11 11:09)
他のは好みかなぁと思うけど、
ワーゲンのキャンパーなんてかなり違いますよね~。
これは絶対、旧版の方がいいですよね。
いやしかしバリーションの世界は奥深いですねぇ……。
by fziro (2008-05-11 11:23)
「バリエーションにこだわってる」
「しかも裏板の固定方法の仕方にまでこだわったんじゃしようがないな」
毛利「イーブンとアンイーブンは別物よっ!!」
(最近、修学旅行関係が多いなあ)
・・・それはさておきまして、マッチの初期からこういうバリエーションがあったのですね。やはり玩具と言う大量生産品の宿命なのであり、それがまたコレクターの楽しみであり、後のトミカにも継承された大いなる遺伝子なのでしょう。
バリと言いますと、塗装の濃紺や内装パーツの若干(トミカでは赤色がこれに該当することが多い)のですが、こういう金型変更だけは、どうしても集めたくなります。だから棚がひーひーです。。。
by 第三波平 (2008-05-11 11:28)
有る意味、これぞミニカーコレクションの醍醐味!と言えそうですね(笑)
中には本当にあるの?っていうくらいの珍品があったりして・・・
色違い、金型違い、くらいに留めておくつもりなのですが、
存在を知ってしまうと・・・もういけません(笑)
過去、大散財はほとんどが“この手”です(爆)
by 1275GT (2008-05-11 11:28)
ねこざかな様
今回は正統派の面が色濃く出ましたね~。
素晴らしいコレクション、堪能させて頂きました。
私がリアルタイムで知っているマッチより古い物が多いですが、味わい深くてとても魅力的です。(足を踏み入れたくなりそうでキケン。。。)
この芸域(笑)の広さと深さがねこざかなさんらしいですね~。
コレクションはその車種に最も合った仕様・色を1台持っていれば・・・と、思う反面、好きなブランドや車種はバリにとことん拘りたくなってしまう物ですよね。お気持ち良~~~~~~~く判ります。特に商用車系は微妙な差異の他にカラーのバリもたくさんありますしね。お互い気をつけましょう。(手遅れ?)
・・・ねこざかなさんのオク、興味ある品が有ったのですが、結構高くなっちゃったのであきらめました。。。いずれ機会がありましたらまた。
by Ponys41 (2008-05-11 15:58)
ロンツーです。
ねこざかなさんのこだわり・・・共感です!
当時はコストの低減や工程の変更など製造時の改良によるものであったのでしょうが、今やコレクター心をくすぐる事になっていますよね。
ガイドブックの著者にもよくこれだけ調べて、集めたなと・・脱帽ですね。
おかげで、遠く海を隔てた場所ででも、必死に探すはめに・・
私もねこざかなさんのオク・・あきらめました(泣)
あっ、それとトミカの「スマート」ですが、4月に廃版になったようで・・慌てて購入しました。
by メルシー (2008-05-11 16:53)
今回の教訓…「ミックスロット」を狙えですね!
いゃ~お気持ちお察しいたします、そりゃ増えます(笑)
しかし後半に続くにつれ、バリエーション判別の難易度が上がっている(笑)
by aavecj (2008-05-12 07:58)
>> いっぷく様
オクの梱包が一段落して、ようやく人心地ついた今日この頃。
いっぷく様、皆様、レス遅くなり失礼いたしました(汗)
旧東側の国の人に、西側の昔のミニカーが人気とは意外ですね。
ロシアなどでは新作玩車も多々リリースされているようで・・・。
東側といえば、ブルガリア製のMBのバリは、今後の課題です(笑)
by ねこざかな (2008-05-12 13:30)
>> fziro様
タイプ2キャンパーは、収集を始めた頃、必死に探しましたよ~。
プラ製のサスペンションが逝ってたり、ルーフの窓が割れていたり・・・と、
なかなかルースでよい状態のものにめぐり逢えませんでした(苦笑)
by ねこざかな (2008-05-12 13:38)
>> 第三波平様
「ところで夕べのマッチボックス!すごかったわねー!!
イーブン、アンイーブン、金属W、グレープラW、銀W、黒W・・・・・・
バリエーション乱れ打ちで、ホットウィールを粉砕しちゃったもんねー」
「それで負けちゃったんだから珍しいぜ、まったく」
・・・・・・まあ、自虐はこのくらいにして(爆)
当方はMBのバリ、すべて棚に並べるのは諦めています(苦笑)
昔のMBやHWのキャリングケースが、ルースの収納には便利です♪
by ねこざかな (2008-05-12 13:48)
>> 1275GT様
> これぞミニカーコレクションの醍醐味!
そうですね~ただ、このお味、極めるほどに高くつきますね(苦笑)
そういえば先達が集めていらっしゃるミニクーパーのMBにも、
資料本にも掲載されていないような試作品、希少品がありますね(誘惑)
by ねこざかな (2008-05-12 13:55)
>> Ponys41様
> 今回は正統派の面が色濃く出ましたね~。
あはは・・この頃脱線しまくってたので、反動が出ました(笑)
> 足を踏み入れたくなりそうでキケン。。。
ともに冥府魔道を逝きませんか・・・引き返す途はありませんが。
オク見てくださり嬉しいです。また機会がありましたら、よろしく~。
by ねこざかな (2008-05-12 14:02)
>> ロンツー様
ボディに走る筋が一本、二本といった差異があることを考えると、
製造開始時から複数の金型を使ったモデルも、多々あったようですね。
どこまでバリエーションと捉えるか、ほんと悩ましいところです。
資料本の著者によって分類が違ったりもしますし。
私的には、金型の明らかな違いや、カラバリだけにしておこうと、
肝に銘じているのですが・・・(そうしないと、まとめ買いが加速しちゃう)
スマート廃盤、実車がモデルチェンジしちゃいましたもんね~。
新型は・・・トミカは多分出さないかな・・・シクはきっと出すでしょうが。
by ねこざかな (2008-05-12 14:19)
>> aavecj様
ミックスロットの出品は大概、画像が判別しずらいので、
既入手バリだったり、ジャンクだったり・・・とゆーことも、ままあります。
・・・・・・結果として、息子の玩具箱には激ジャンクのMBやら、
日本製トミカが棲んでいて、リアルトイのトランポに載せられています(笑)
by ねこざかな (2008-05-12 14:26)
一瞬、ダレのプログなのかと、、、
久しぶりに、正統派コレクターに復活しちゃったのですねー、、
よーし、、こーなったらアタシも、真面目に生きるぞー(むりむりむりむり)
by 覆面えるさん (2008-05-12 16:47)
>> 覆面える様
え~っ、心外だなあ。小生は一年365日、正統派なのにぃ(大嘘)
次のイニングも直球でいこうか、曲げようか、暴投しようか・・・思案中でつ。
by ねこざかな (2008-05-13 04:02)