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マッチボックスのジープの系譜 グラディエーター [マッチボックス]

偏愛するマッチボックスのジープを、発売順(CJ-5変態MBCJ-6)に御紹介してきた・・・つもりでしたが、「ジープ」ブランドという意味では、最古参のモデルを紹介し忘れていました(汗)

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Jeep Gladiator Pick-Up Truck(No71-B、1964年発売)

ジープ・グラディエーターは、当時ジープを生産していたウィリス社が62年に発売したフルサイズ・ピックアップ・トラック。

CJ-2Aをベースとしたウィリス・ジープ・トラックの後継車種(Ponys41様、連動御免)。新開発のプラットフォームやパワートレーンは翌63年登場のワゴニアと共用。業界初のOHC直6エンジンや独立懸架式フロントサスペンション、オートマチック・トランスミッションを採用し、4WDのほかRWDも用意されていました。

グラディエーター(剣闘士)の名称は71年に廃止。フェイスリフトを受けつつJシリーズとして87年まで発売されました(軍仕様はM715シリーズ)。92年にはチェロキーをベースにしたミドルサイズ・ピックアップ「コマンチ」の生産も終了。この後、ジープ一家のピックアップの血統は長く途絶えることとなります。

2005年の「グラディエーター・コンセプト」、12年にグラディエーターの面影を色濃く残す「 J12」、16年にはミリタリー色の強い4ドアの「クルー・チーフ715」など多くのコンセプト・カーがお目見えしましたが・・・いずれも市販には至りませんでした。

だがしかし。来たる2019年、新型ラングラーをベースとしたダブルキャブ・ピックアップ「スクランブラー」が発売されるとの情報が。〇度目の正直になるのかな?

魅力的な試作車が多くて、つい後回しになってしまいましたが、玩車の御説明。・・・つっても、このNo71-B、あまり言うことないんですよね(苦笑)。ボディ色は赤のみ。7種類あるバリも内装色とか裏板とか地味。魔改造されたとか、更生したとか、ドラマチックな人生を送ったわけでもなし。

ただ、こんな完全に米国の子供をターゲットにしたような車種を、英国のマッチボックスが製品化したという点は興味深い。60年代のレズニーは、同業の大きな英国勢と肩を並べ、いけいけどんどんで北米市場を席巻してたんだろうなー。そう、マテルが「世界一速い」ぴかぴかの奴らを開発するまでは・・・

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Ponys41

勝手連有難うございます。
グラディエーター、楽しみにしておりました。
往年のマッチボックスらしい良い味わいですね。
仰る通り、当時のマッチボックスがよくこの車種を製品化したなと思います。

最新ラングラーベースのピックアップ、楽しみですよね。
今のマッチボックスならきっと製品化するのではないかと思います。


by Ponys41 (2018-07-29 01:02) 

ねこざかな

>> Ponys41様
いつも後笑諾ありがとうございます!

マッチボックスは70年まで年を追うごとに、アメ車の割合が大きくなっていきます。あまりに他国のマーケットに頼りすぎると、大きな変化が起こった時に慌てることになる・・・という典型例ですね(汗)

マテル=マッチボックスは嬉しいことに近年、2005年のグラディエーター・コンセプトをモデル化してくれました。新型グラディエーター発売への布石でしょうか。ウィリス・トラックや80年代のグランド・ワゴニアも登場。玩朋の計らいでカミング・スーンであります(嬉)
by ねこざかな (2018-07-29 03:42) 

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