珍玩堂主人 ドリームカー竜虎対決 [マッチボックス]
今年のセ・リーグ優勝争いは、文字通り「竜虎対決」となっていますが、
1967年式の私の脳裏に浮かぶ、宿敵相撃つ伝統のカードといえば、やはり巨人vs阪神。
それは車の世界についても同じで、いかにホンダと日産が2位争いを演じようとも、
トヨタのライバルはやはり日産・・・という考えから脱し切れません。
そんな訳で・・・今回のお題は、竜虎対決華やかなりし1970年代初頭のコンセプトカー。
左=マッチボックス DATSUN 126X (No.33-E。73年発売)
右=トミカ TOYOTA EX7 (No.31-1。74年発売。1/62)
TOYOTA EX7は、70年の東京モーターショーでお披露目。
グランプリマシン「トヨタ7」の5リッターV8エンジンをミッドシップに搭載しています。
ドアは一見ガルウイングみたいな分割ですが、実はドアの上方後部を支点に、
左右別々に後ろへ跳ね上げるように開きます。ただのガルウイングでは嫌だったのか?
さらに乗降を助けるためシートが昇降する仕組みも搭載。未来的だなあ。
どうせならフルギミック再現で、コーギーかポリトーイにもモデル化して欲しかったな、と。
当時発売されたトミカは、黄と蛍光オレンジのほか、ウルトラセブンのマスコミトミカも存在。
近年復刻され、ディズニーのデザインをまとったモデルも・・・う~ん(汗)
DATSUN 126Xは、71年の東京モーターショーに出品されたメタリックグレーの4座4WD。
21世紀の特撮番組やアニメに出てきても全然違和感のない、やたらかっこいい造形!
一体型キャノピーを開けている画像が入手できなかったのですが、どうやら前端が支点みたい。
ボンネットに赤・黄・緑のライトを備え、周囲に加速や制動を知らせる親切設計(爆)
マッチボックスはリアのエンジンフードが開き、3リッター6気筒を再現。
バリエーションは黄のほか金、ステッカーの有無などで計11種類が存在します。
こんにちは^^おじゃまします~。リンクありがとうございます!
DATSUN 126X、イイですねぇ~^^スーパーカーそのもので
マッチBOXモデルとしてもピタリのカタチしていますね。
トミカ製TOYOTA EX7は当時手にして遊んでましたよ^^
今となっては旧き佳き時代~大いに夢あるクルマ♪~ジドウシャ各社に再考して欲しいですね^^
by ダーツA.T (2006-08-27 07:27)
コンセプトカーってなんでそのままの形で売りに出されないんだろう。
理由はいろいろあるでしょうが、こんなのが街に走っていたら、目の保養になります。
by いっぷく (2006-08-27 22:37)
>> ダーツA T様
いらっしゃいませ~。この度はリンクも快諾してくださり、ありがとうございます♪
70年代のマッチボックスからはオリジナルデザインの未来カーと、実在したコンセプトカーが数多くリリースされていて、独特の魅力があります。なかでも126Xのかっこよさは、オリジナルデザインのモデルを遥かに凌駕していると思います(主観)
EX7も全然古さを感じさせないデザインですね~。さすがウルトラセブンが乗っていただけのことはあります(爆)
>> いっぷく様。
バブル以前は、セラとかAZ-1とかEXAとか、とんがったデザインをそのまま市販化したような車もあったのだけど・・・このごろは、とんと見かけませんね~。126XやEX7のドアやシートをそのまま生産した場合、おしゃれに乗降するのは至難の業でしょうが(笑)。今の時代、(いろいろな意味で)末永く語り継がれ、愛されるような車をリリースする遊び心を、メーカーに期待するのは難しいのかなぁ。
by ねこざかな (2006-08-28 02:48)
昨今のデザイン事情を見ると、ニューミニ、ニュービートルを初めとして、
マスタング等のアメ車、果てはミウラからチンクまで・・・。
まるで時間が逆戻りしたような、懐古趣味の世界。
ショーで反応を見て少量生産という手口で、
ほとんどのメーカーがやっていますね。
末永く愛されるクルマは、’60年代に出尽くしたようで・・・。
by 1275GT (2006-08-28 21:15)
既に1世紀を越える歴史をもつガソリン自動車のデザインが、多かれ少なかれ過去の反復あるいは本歌取りになってしまうのはやむを得ないのかもしれませんが、それにしてもどちらを向いても懐古趣味というのは・・・ね。
話は変わりますが、映画「ハービー 機械仕掛けのキューピッド」で、ハービーがニュービートルのギャル?にこなを掛けようとして、ヒロインの女性に「彼女は若すぎるわよ!」とたしなめられるシーンがあり、笑えました。
by ねこざかな (2006-08-29 03:50)
126Xのドアは確かキャノピーを上に跳ね上げる様な感じだったと記憶しております。昔、日産の人に聞いた話ですが、126Xはスーパースポーツでは無く安全性に重点を置いたコンセプトカーだったそうですが、あのドアを見る限り「ホントにー?」ってな感じです。確かに、126Xが出た頃は各メーカー共安全性を考えたESVを出品してたのであながち嘘とも言えないと思うのですが、どうもあのスタイルを見ると当時幼稚園児だった私は担がれてる様な気がして・・・(だってあの頃のESVはウルフ777やラビットパンダがおとなしくなった様なものばっかりだったからなぁ・・・。)
by 桃色ジープ (2006-10-06 14:30)
> 126Xはスーパースポーツでは無く安全性に重点・・・
恐らくボンネットの加速、制動警告灯が安全に配慮した部分???とゆーか、加速はともかく制動を前方の車に教えてどうするんだろう(爆)。「交通戦争」というフレーズが生まれた時代、メーカーとして「安全」を錦の御旗にする必要があっても、そこはそれ人目を惹くデザインがショーモデル必須の条件とされたのでしょうね。
ラビットパンダ・・・いいですよね!歴代ウルトラマンの劇中車の中でも一際ぶっとんだデザイン。安全性など無視したピエロのような「鼻」がなんともキュート♪
by ねこざかな (2006-10-08 10:35)