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どっちの玩車ショー フェアレディZ(Z33)編 その1 [ホットウィール]

バンダイがHWの国内販売元だった数年前のこと、
地元の玩具屋でも簡単に買えるようになり、喜んだものでした・・・が。

トミカと違って、人気の有無にかかわらず、まとめて仕入れなければならないため、
店頭で大量に売れ残りが発生、取り扱いをやめる店が続出しました。

トイザらスもない田舎に住む者としては、新作を見ることもままならず悶々とした日々。
一方で、売れ残りが半額で買えるのは不幸中の幸いかな。

左=ホットウィール。右=トミカ(No.55-7。1/58)。
初の日米対決・・・実際は中国VSマレーシアですけどね(笑)

HWのお手並み拝見!と、ブリスターを破いた瞬間・・・・・・ありゃ???
プロポーションが変。実車のグラマラスなラインが、妙に直線的になっています。

ドアは当然開閉せず。窓は不透明、内装もなし・・・といった気合の入っていない造り。
ヘッドライトのタンポ印刷は豪快にずれていました。

かっこいい大径ホイールも含めて、リアルさを追求するブランドではないことは
百も承知ですが、折角の日本車、もう少しまともに作って欲しかった(涙)

緒戦は日本の大勝に終わりました。とらとらとら。
(・・・・・・と、思ってたのだけど、ノスタルPC様から、目から鱗のコメントが!)

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ノスタルPC

今回は、少し違う意見を書かせてください。
実は、国によって、色とか、カタチとかに対する「感じ方」というのは、少し違うことがあるのです。何を『カッコいい』と思うか、というところが、違う場合があるのです。

もちろんこれは、人種的なものではなく、文化的なものです。
ホットホィールのデザインチームの中には、マイケル・ヘラルダのような、ラテン系の血の入った人もいますし、東洋系のスタッフもいるわけで、「人種」という切り方には意味が無く、基本になっているのは『カリフォルニア的』なハイブリッドな文化だと思います。あそこは昔は「スペイン」だったのですから。

ホットホィールのデザインの真髄は、『カッコ良くする』というところにあって、
逆に言うと、『スカイラインは、この方がもっとカッコいいと思った』というひとつの
メッセージだと受取ったらいかがでしょう。
ホットロッダー化ということでは、当然窓が小さくなり、いわば「パープルパッション」化するわけです。だからこれはもう、「スカイライン」であって、「スカイライン」ではありません。

トミカのスカイラインは、ずいぶん「ファット」に見えること、フロントマスクを隠すと、セリカだか、スープラだか、何だかわからなくなるような面を持っていると思うのです。

なので、「オレたちがスカイラインをデザインするとしたら、きっとこうなるぞ」という主張なんだと思います。パープルのグラデーションの方が似合うかも。
これは、ホットホィールのデザインチームなればこそ、許されることなんだと思います。
(ホットホィールのマネをしようとしたレズニーのデザインチームが、いかに悲惨なデザインを作ったはご存知のとおりです。それは「ホットロッダー」というカルチュアがイギリスチームにわからなかったからです。)
by ノスタルPC (2006-07-16 11:14) 

ノスタルPC

ごめんなさい。「フェアレディ」を「スカイライン」と何回も書いてしまいました。
このコメントって、消せないんですね…。
by ノスタルPC (2006-07-16 11:20) 

ねこざかな

ご指摘ありがとうございます!
なるほど確かにHWが考える「カッコ良さ」という視点が抜けてました(汗)

知らず私も、リアル至上主義に染まっていたのかもしれません。
余裕をもって玩車と付き合う姿勢を保ちたいと思います。

このデザインですと仰るように、パープルなどが似合うかも知れませんね。
どんな色違いが出てるのかな、と気になり始めました(散財の予感)

> このコメントって、消せないんですね・・・。
お望みであれば、当方で消すことは可能です。
このコメントの後、再度書き込んでくだされば、先のは削除いたしますよ。

ただ、他の方のコメントが入ると順番が後先になりますので、
出来ましたらその処理が済むまで、皆様、書き込みお待ちください・・・。
by ねこざかな (2006-07-16 16:43) 

ノスタルPC

すみません。お騒がせしてしまいましたが、このままで結構です。

つまり、(苦しい弁明ですけれど)私はいつのまにか、このクルマを「スカイライン」だと思い込んで書いていた、ということなのですよ。それぐらい、私には、最近の「トミカ」も、敢えて言えば国産車も、おんなじようにしか見えていないのです…。
ムカシのフェアレディとスカイラインは、もっと違うカタチをしていたと思うのですが…。
by ノスタルPC (2006-07-16 18:26) 

1275GT

ノスタルPCさん確かにそうですね、昔はそれぞれ違うコンセプトで作られた2台の名車だったのですが・・・。
合理化の産物とはいえ、フロアパン共通、エンジン共通では個性も出せませんものね。
次期GTRのコンセプトカーを見て、どこがZと違うの?と思ったのは、私1人でしょうか。
HS30のオーナーだった私は最近のニッサンの考えていることがよく分かりません。
by 1275GT (2006-07-16 21:59) 

ねこざかな

わはは。車好きの大先達方が、私のブログで話し合ってくださる・・・
贅沢かつありがたいことだと思います。

確かにZと次期GTR、生い立ちの異なる2台がこれほど似てくるとは、
前世紀には思いもよりませんでしたね。

シトロエンとプジョーのように、主要部品を共用していても、
デザインの独自性を保つことは可能と思いますが・・・あえて似せたのかな?
by ねこざかな (2006-07-17 00:10) 

1275GT

いやいや、ノスタルPCさんの見事なまでの国別ミニカー文化論に感動してしまって、いきなり飛び込んでしまいました(笑)。
ノスタルPCさん始めましてって、ここで名乗っても・・・スミマセン(爆)。
ねこざかなさんの「どっちの玩車ショー」のいちファンです。
ニッサンの大幅な合理化は、やはりゴーンさんがフランス人だからでしょうかね、特に主要部品(と言うかほとんど)の共通化はルノーのお家芸です。
そのうち国産車、いや全ての車は大、中、小の3種類しか選べない時代になっちゃうんですかねぇ?
個人的には特上、上、並いや松、竹、梅のほうがいいか知らん(笑)。
by 1275GT (2006-07-17 09:29) 

ノスタルPC

こちらこそ、はじめまして。ご賛同いただいて恐縮です。
「ニッサン・ルノー・シボレー 2ドア・クーペ」(車名はなし)とか…。

ミニカーのブランドでも、
シュコー/GAMA/CKO/BUB/ヴィーキング/マッチポックス/コーギー/ダイヤペットなどは、全て創業者からの流れとは別の会社に買われてしまったことになります。

「ブランド名が同じ」だということで、みんな安心していますけれど、でも人手に渡った時点で、それはもう実は別のブランドなのではないでしょうか。ブランドを作っているのは、そこでモノを作っている人のポリシーとウデですから、人が変わって、ブランドは変わらない、というのは、単に我々の錯覚なのではないか、と最近特に思います。歴史の無い会社ほど、著名ブランドをお金で買いたがるものです。
シュコーのブランドを取得した「ズィンバ・ディッキー・グループ」は、「シュコー」の名称を表示していたシュコー・ファンのサイトに、商標権上の問題でクレームをつけた、という話を聞きました。ブランド・バリューは経済的価値だけではないんですけどね。それにファンと顧客あってこそのブランドなのに、顧客に文句を言ってどうするんでしょう。

「日産」「フェアレディ」「スカイライン」はどうなんでしょうね。果たして「昔からの一貫性を守っている」ブランドなんでしょうか。
by ノスタルPC (2006-07-17 12:01) 

せんとら

横槍失礼しま~す。
私的意見ですが、合理化でも共通化でも、名前が残るのは結構嬉しいんですよね。日産で、旧来からの名前が残っているのは、乗用車では、スカイラインにZ、プレジデントくらいでしょうか? ブルーバードも入れていいかな。トヨタでも、クラウン、カローラ、センチュリー程度でしょう。その名前が残る事が、伝統と言える・・のかもしれませんね。言っちゃえば、ロールスロイスもミニも、名前しか残っていませんけど、伝統であり、ブランドだと思います。まあ、違うと言えば、違うのでしょうけど、それは、個人の考え方でしょう。
ところで、日産に限って言えば、昔からエンジンの共通化は激しいですよ。一時期、サニーからセドリックまで、全部L型エンジン使ってた時期がありましたし。
そう言えば、初代ジェミニも、オペルとかとボディは一緒でしたけど、そんな事知ってる人の方が少数派でしたね。今のフォードフォーカスだって、中身マツダだし。一般の人は、それを知らなくても、ブランド(会社名)で車を買うんでしょうし。

全然関係ないけど、復活したロータスヨーロッパ、欲しいなー(謎
by せんとら (2006-07-17 21:59) 

ねこざかな

トミカVSホットウィールのお話が、文化的背景やブランド論、
ひいては実車についての考察まで・・・管理人としては嬉しい限りです♪

大、中、小だけという時代は御免ですが、松、竹、梅という分類は面白そう。
あるいはココイチみたいに10段階で辛さを選べたり・・・ケータハムかい!

サニーからセドリックまでL型エンジン・・・なかなか潔い方針ですね(笑)
頑丈で潰しのきく名機だったということでしょうか。

日産の一貫性・・・難しいところですね。いずれにせよ、スカイラインだけは
いつの時代も、レースで勝てる(と思わせる)車であってほしいものです。

先日、20代の後輩に、フェアレディZがラリーに出てたんだよ~と言ったら、
驚いてました。自分も歳をとったものだなあ、と痛感。
by ねこざかな (2006-07-18 01:19) 

dart10

おじゃましまーす。
私が免許を取ったとき実家にあった車はブルーバードの1600(L16エンジン)でした。公害対策でいろいろな細工が付く前の「素人でも手の入れどころがある」もので、構造や原理の勉強にはとてもよい教材でした。パワーはさほどではありませんでしたが、耐久性に優れて頑丈だったことは印象に残っています。
仕組みの共通化は、メンテの現場でも戸惑いが少なかったと想像します。
今の工業製品はコスト最優先のきらいがあって、設計者やデザイナーのポリシーが汲み取れるものが少なくなったと思います。
こんな私も「歳をとった」のでしょうか?サファリラリーで1600のランサーGSが連覇、という世代です。
by dart10 (2006-07-20 00:47) 

ねこざかな

素人でも手の入れどころのあるエンジン・・・いい時代だなあ~。
ロムなんてものが車につく、はるか以前のお話ですね。
叔父が若い頃、喜々としてダルマセリカを乗リ回していました。
ドライブに連れて行ってもらった幼児の私は、
わが家のフロンテとはまるで違う・・・と、ひたすら興奮したものです。
by ねこざかな (2006-07-20 02:18) 

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