珍玩堂主人 マッチボックスの馬車編 その2 [マッチボックス]
今回は、自動車のご先祖が馬車ということを、
あらためて実感させる、イエスターイヤー・シリーズの2台について。
右=No.Y-12-A(1899 London Horse-drawn Bus。1959年発売)
左=No.Y-2-A(1911 "B"type London Bus。56年発売)
モデルとなった両車の時代は、19世紀末を挟むわずか12年の違いしかないので、
動力源を除けば、非常に似通った雰囲気があります。
「2階立て馬車を引くのは重くて大変!」と、馬たちが労組を結成してストライキを起こし、
仕方なしにエンジンを載せた・・・と、いう駄話が浮かんだり(笑)
ちなみにイエスターイヤー・シリーズ(Yシリーズ)は56年に登場。
モータリゼーション黎明期の車両がリリースされました。
シリーズ初期は全金属製で、馬車やSL、蒸気トラックなど多様なラインナップ。
60年代前半に順次、プラ部品を使ったクラシックカーに切り替わりました。
当時のクラシックカーモデルの飾り方としては、書斎や応接間の飾り棚に、
洋酒の瓶とともに並べる、というのが一般的だったようです。
変わったところでは、金や銀メッキのYシリーズを貼り付けた、
葉巻入れやパイプスタンド、灰皿などもありました。う~ん、ブルジョア。
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