珍玩堂主人 マッチボックスの馬車編 その1 [ベンブロス]
ミニカーのブログでなぜ馬車???まぁ、車輪ついてるし(笑)
右=マッチボックスのNo.7-A(Horse Drawn Milk Float。1954年発売)
左=ベンブロスのNo.2(Horse Drawn Log Cart。54年発売 )
マッチボックスのNo.7-Aは、20世紀初頭の車両をモデル化した
イエスターイヤー・シリーズではなく、れっきとしたレギュラーシリーズです。
No.7-Aが発売された戦後間もなくの頃には、
まだ英国のあちこちで、このような馬車が活躍していたのでしょうね。
レズニー社と馬車の縁は深く、創業翌年の1948年に農業用馬車と農機具のセットを発売。
49年にはミルク配達馬車(全長約14cm)もリリースしています。
エリザベス女王戴冠の1953年、レズニー社は大小2種の式典用馬車を発売。
小さな馬車は100万個を超す大ヒットで、同年末のマッチボックス誕生の契機になったそうな。
ベンブロスのNo.2は、54年にリリースされた「TV Series」の1台。
当時のハイテク機器、テレビジョンを模した、いかしたパッケージで売られました。
荷台に積まれている丸太は本物の木。木をそのままミニカーの荷物に使う手法は、
往時のマジョレットやテクノ、ディンキーなども採用していましたね。
ベンブロスの小スケールはバリエーションに富んでいて、
西部劇に出てくるような馬車やサイドカー、大砲までありました。べスパほし~。
ミルク運搬車は実際にこの形で昔うんぱんしていたんでしょうね。
いい感じ。実際の木を使った手法は1930年代にミニックもやってます。
四角な角材、木製ブロック、丸太を二本はコイルバネで固定。
リアル感が増しますね。
by いっぷく (2006-08-07 21:19)
> 実際の木を使った手法は1930年代にミニックもやってます。
ご教授ありがとうございます!戦前からある手法だったのですね。
貴重なミニックの記事も大変興味深く読ませていただきました
by ねこざかな (2006-08-08 14:42)