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回転の秘策 [マッチボックス]

遠い昔、はるか北米の玩車市場で、強大なホットウィール帝国の攻勢に対し、
追い詰められたマッチボックス軍は恐るべき秘密兵器を開発した。

それは・・・「ローラマチック」

車軸の回転に連動して、ミニカーの一部が動くギミックなんですが、
これって、当時のお子様の受けはどうだったのかなー?

ピストンの上下動ならともかく、偵察兵やレーダーの回転はいかにも地味だし、
動きもスムーズじゃないし・・・今だって評価が高いとは言えません(汗)

でも、そのバリを集めようとすると、なかなか苦労するのが、世の不思議。
念願だったファンダンゴの初期モデルを、ようやく入手できました。

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FANDANGO (MB35-B、1975年発売)
初めに出た白ボディ。箱も70年代中頃までのもの。

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白の次に出た赤ボディ。
中身が赤でも、箱絵は白い。おおらかな時代です。

IMG_7596.JPG
ファンダンゴのギミックは、後部ファンの回転。
70年代に一世を風靡した「ファン・カー」のレズニー的解釈。

「ファンダンゴ」という命名は、ファンに掛けているのでしょうね
ちなみに、ファンダンゴとはスペインやメキシコの音楽で、「馬鹿騒ぎ」という意味も。

IMG_7594.JPG
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これは、手前のフォードGT(MB41-A)のシールが流用されたもの。
でも、41-Aは72年で生産休止になっているんだけどねえ・・・

レズニーの倉庫にシールが残ってた?
それとも、70年代末に再版された日本市場向けジョリー・シリーズのシールか?

コレクションが増えるとともに謎も増えるという、
マニアのお約束の罠に嵌りながら、今年も暮れるわけだな(嘆息)

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The Big Book of Superfast  Matchbox Toys: 1969-2004 Basic Models & Variation Lists

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  • 作者: Charlie MacK
  • 出版社/メーカー: Schiffer Pub Ltd
  • 発売日: 2005/08/30
  • メディア: ペーパーバック

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コメント 4

はましょ

トイカー、それも架空車であれば、そんなギミックも「大蟻」だと思います。
幼少の頃、マッチのロードローラーのレーシング仕様みたいなモデルで、前輪に応じてステアリングが稼動するのに感動してましたものー。
可動部があると、なんとなくウレシサ増大します。
by はましょ (2015-12-16 11:09) 

ねこざかな

>> はましょ様
大蟻名古屋で・・・それは、さておきww

費用対効果はともかく、小スケールにギミックを仕込んだところに、
マテルに対抗するレズニーの意気込みが感じられますね!
by ねこざかな (2015-12-17 09:14) 

1275GT

これはまたレアモノのバリ探しですねぇ。
根気と忍耐と・・・フォースのチカラも必要だったことでしょう(笑)
“そこ”が回るのならポルシェのレーシングカーも見たかったかも。
by 1275GT (2015-12-20 09:09) 

ねこざかな

>> 1275GT様
長いこと蒐集を続けていると、
ひょっこり珍バリと縁ができることがありますよねww

一方で、間違えて珍しいモノを手放して、後で臍を噛んだり。
MBそっくりのベンブロスの戦車運搬車とか(涙)
by ねこざかな (2015-12-22 14:04) 

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