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さよならは言わない [マッチボックス]

マツダ党のはしくれを騙っていながら、ロータリーには縁のない猫だけど。
来夏生産中止との報には、いささかショックを受けていたりする。

マツダ・・・いや日本の自動車産業が世界に誇れるオンリーワン。
いささか大喰らいなのが難ですが、マツダ乗りとしては特別な存在なのよ。
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てなわけで今回の御題は、マッチボックスのRE車。
サバンナRX-7(SA)は、大別して3種類のキャストが出ています。

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レズニーが1979年、日本市場向けに発売した日本製。
1-75ナンバーとは独立して、No.2が振られました。スケールは1/57。

プロポーション&繊細なディテールは、トミカに劣らぬ仕上がりですが、
大きなホイールアーチに似合わぬ小径タイヤが玉に疵(涙)

日本製No.2には黄色のバリエーションも存在。
82年からは香港製となり、米市場向けにリリースされました(MB31-D)
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裏板以外は同一なのですが、キャストの抜けや塗装が劣ります。
タイヤのバランスは日本製よりマシになっていますね。

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次に登場したのが、翌83年リリースのMB31-E。
マッチボックスジャパンからはMB41として発売されました。

この金型は、マカオ製(上の画像)を振り出しにブラジル、中国(レア!)と流浪し、
現在はブルガリアで奇種珍種を生み出し続けています(多分)
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猫が所有するブルガリア製の、なんちゃってポリスカー(爆)
裏板がプラに変更され、ボディ先端のMAZDAのロゴなどがなくなっています。

フェアレディZのタクシーなんてのもある東欧製マッチボックスの不可思議な世界については、
大先達のノスタルPC様が詳しく解説してくださっていますので、ぜひ御一読を。

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日本製No.2と31-Eの比較。サイズはほぼ同一だけど、後者はシャープさを欠くような。
リアスポイラーやサンルーフ、リアガラス熱線の有無などで見分けられます。

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三番目に登場したSAは、IMSAマツダのMB6-C(83年発売、1/56)
米以外はMB7-E、マッチボックスジャパンではMB80。マカオ製、のちにブラジル生産。

MB31-Eに大幅に手を加え、IMSA仕様にしています。
ドアも開かなくなってるのに、サンルーフは残っているのが御愛嬌。

MB6-Cと31-Eは併売されていたので、
31-Eの金型は、東欧に渡ったものも含め複数あったと思われます。

また、MB6-Cのキャストを使って発火&爆走ギミックを備えた、
MEGA BLASTER(日本での商品名ドラッグファイター)も作られました。
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キャップ火薬を仕込む裏板変更、内装オミットはもちろんのこと、
ボディも側面の穴やリアランプ周辺など改変されています。

・・・・・・ああ、疲れた。
細かいところの観察、老眼猫にはこたえるワイ(苦笑)

えーと、そうそう、MBのロータリーはSA以外にもありまして。
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最初に出たのは、コンセプトカーのマツダRX500(MB66-B。71年発売)
画像の英国製から香港を経て、これもブルガリアに渡りました。

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三代目RX-7(FD)も、タイコ期の94年に登場(米MB8-J/MB54-I)
最初はタイ、のちに中国でつくられました。スケールは1/58。

・・・・・・あとの方がそっけないのは手抜きじゃないぞ(自爆)

さて、ひとまずは表舞台から姿を消すことになったREですが、
マツダは数年前から水素ロータリーを開発中なわけで。

遠くない将来、燃費を気にしなくてすむロータリーロケットが、
街に、サーキットに、わが世を謳歌する日を夢想してやみません。

その折は、ぜひともバブルの恐竜、ユーノス・コスモを復活させて欲しい。
無駄にのびやかなデザイン、能天気で大好きでした(遠い目)

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アイラブ・ロータリー ~40周年を迎えたマツダ・ロータリーの進化~ (NEKO MOOK (1170))

アイラブ・ロータリー ~40周年を迎えたマツダ・ロータリーの進化~ (NEKO MOOK (1170))

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
  • 発売日: 2008/08/30
  • メディア: 大型本

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第三波平

ロータリー「よーし、参戦するぞ」
鳥坂「なに?」
鳥「今なんと言った、スカイアクティブ?」
ロ「ロータリーだ」
ロ「レース活動は本来自由なもので、燃費は必要ないはずだ!」
ロ「ぼくはRX-2に20Bを搭載して・・・エコカー全盛の風潮を叩き潰してやる!ドラッグレースのまねっ!ABESHI!」

それは、さておきまして。
アメリカって未だに20Bがたくさん流通していて、輸入の中心だったRX-2(初代カペラ)やRX-7にRX-8、はたまたとんでもないのでは510ブルーバードに
積んでいるものも・・・
http://www.youtube.com/watch?v=ZLMs3S8MZL0

ロータリーと言えば、そういえばロシアにはロータリーの乗用車がひとしきり揃っていたそうで・・本家マツダでも出来なかった1ローターの小型車も有り、ますます持って謎が深まるばかり。

現在も研究開発が続くロータリー、多分それは世界唯一であることともに、こういうことなのだろうとも思います。
「馬鹿げているが・・・不合理であるほど情熱を燃やす、日本人の不思議な性か・・・・・・・・・・・」
(ゴルゴ13『蒼狼漂う果て』より)
by 第三波平 (2011-11-21 23:05) 

はましょ

こんにちは。

小径タイヤのシリーズには、40系セリカXXがいらっしゃいましたっけ。ギャラン家のラムダ君なんかもいらっしゃった記憶が。
http://ameblo.jp/hamasho/entry-10758132079.html

↑赤いのに貼ってあるシールは、正規なのかお子様のお遊びなのか、今のところ判明しておりません。(笑)
シール無しで赤と白があるのはわかってるんですが。 ^^;
箱付きで購入したのは恵比寿の某店でしたねえ・・・(これも遠い目)。
by はましょ (2011-11-22 10:25) 

ねこざかな

>> 第三波平様
鳥坂 「よし、わかった!そのロータリーを光画部にとれ!!」
曲垣 「え!いきなり変なこといいださないでくださいよ。」
鳥坂 「変なことではない!考えてみよ。コスモ、カペラ、ルーチェ。
    さらにサバンナ、パークウェイ、ロードぺーサーをみるがいい。
    今やロータリーなくして勝利はないぞ!」

それは、さておき。

> ロシアにはロータリーの乗用車がひとしきり揃っていた
へぇ~!へぇ~!へぇ~!へぇ~!へぇ~!(連打)

> アメリカって未だに20Bがたくさん流通していて
とにかくでかいのが好きそうなお米の国の人をも、REは魅了したんやね(嬉)
by ねこざかな (2011-11-22 11:16) 

ねこざかな

>> はましょ様
280Z、RX-7、セリカXX、エテルナの日本製4車種、
ほんと、小径すぎるタイヤはどうにかならんかったもんかと(。´-д-)

セリカXXの画像ありがとうございます~

黄色の方、どっかで見たことはあるのだけど、資料本に該当がなくて(謎)
赤のシールは、なにか別のMBに貼られていたような。。。
by ねこざかな (2011-11-22 11:16) 

桃色ジープ

軽くて強力ロータリー!
灯油で走るぞロータリー!
燃費は聞くなよロータリー!

さて、第三波平さんが言ってたロシアンロータリー略して露ータリーですが、VAZが作ってGAZのチャイカ(のKGBや政府高官専用車)に3ローターがありますね。
ただ、ヴァンケルにライセンス料払ってないので、マツダかNSUのロータリーのコピーかと。
まぁ、専用のエキセントリックシャフトさせあればマルチローター化は楽(実際に25年位まえのCARBOY誌でプライベーターが12Aとか13Bベースで製作して走ってる記事が結構あったりする)と言えば楽。
エキセントリックシャフトのバランス取りが面倒だけどw
1ローターは何だろう?ヴォルガか?
ヴォルガといえば"エロイカより愛をこめて"で少佐が「くそっ、あのヴォルガにスパナでもぶつけてやれ」と言ってA君に止められてたなw
多分、少女マンガにヴォルガが出るのはあれが最初で最後だな。

SAのミニカーはオレンジのヤツが何気にツボw
リアのIMSAっパネだけじゃなくてTWRタイプのFスポだったらタイヤをHWのヤツに変更してブルー/ピンクの旧雨宮カラーかメカドック那智さん仕様にしたくなるw
IMSA仕様をワークスカラーに塗って"大男・ジジイ・ガキ"のフィギュア載っけて同じくIMSA仕様のC3コルベットと並べてドロファイターのジオラマもアリか。

アメさん(つかプエルトリカンか)のロータリー熱は激熱
カペラやファミリアや510だけじゃなくカローラやスターレットにもロータリー。
しかもあちらではNAの13B高圧縮ロータリーがラインナップされてたからメカチューンもやり易いし激安でタマも豊富。
カペラ欲しいなぁ…。

次世代ロータリー16Xの開発も着々と進んでる様だし、水素ロータリーは実用レベルまであと少し。
新しいロータリー車のデビューを待つか。

次世代ロードスターにロータリー積まないかなぁ…

by 桃色ジープ (2011-11-23 07:00) 

桃色ジープ

調べてみた所、ロシア(つか旧ソ連か)の1ローターはVAZのラーダでした。
ラーダの小型車に1ローターと2ローター搭載モデルがありました。
エンジン自体は13Bを元にした様で、排気量は13Aと13Bの中間の様です(昔に比べてマシになったとはいえ、共産圏の軍ものとか車は資料が少ない!特に旧ソ連はw)
極く少数市販もされたみたいですが、主な用途としてはパトカー用と思われます。
小型車は1&2ローターで大型車(GAZチャイカ)のみ3ローターみたいですね。

ロータリーと言えば熱問題…あっ!ロシアだから夏場以外はそれ程問題無
いかw

以上、ドリフ見てたらいつのまにかALLしてた桃色でした。

関係無いけど前のコメの誤字・脱字ひでェ(いつもの事とは言え)orz


by 桃色ジープ (2011-11-23 07:37) 

ねこざかな

>> 桃色ジープ様
行間から、ALL明けならではの熱気が伝わってくるっすww
炉・・・もとい、露ータリーの詳細情報、スパシーボ!

チャイカ・・・ラーダのパト・・・ミニカー持ってるわ。
エンジンまで再現されてたかな。また、発掘しておきます。

ロードスターにロータリー、スペース的には全然オッケだと思うのに、
改造車以外、マツダからはつぞ出ませんでしたね。

ロードスターの設計思想にそぐわなかったのでしょうが・・・
今の逞しいロードスターなら大丈夫かも。水素RE積んで欲しいですね。

「エロイカより愛をこめて」・・・読んでたわ、厨房の頃(爆)
少女漫画なのにレオパルト戦車とか出てきて敷居が低かったのかな。

連載中断挟んだとはいえ、伯爵と少佐、いったい何歳なんだ。
はるかな未来、少佐が超人ロックを口説いてるビジョンが浮かんだww
by ねこざかな (2011-11-24 00:50) 

1275GT

開発は続けると、コメントしてはいますが・・・
今の世、ロータリースポーツは風当たりが強いでしょうからねぇ。
でも、元ロータリーオーナーとしてはさびしい限りです。
BMWのEVに積む発電用超小型ロータリーエンジンの、
共同開発のハナシも音沙汰がありませんね。

スズキのロータリーバイク(RE-5)ミニカーありましたっけ、
見てみたい・・・いや、欲しいです(笑)
by 1275GT (2011-11-26 13:28) 

ねこざかな

>> 1275GT様
> BMWのEVに積む発電用超小型ロータリーエンジン
あ、その話、どっかで聞いたと思ったら、BMWでしたか~

きっと、こんなんですよね(爆)
http://youtu.be/HCX9rZueNfQ

RE二輪って、調べたら、結構各社が開発していたのですね!
RE-5・・・輸出専用だったそうですが、数寄者が逆輸入してないかなww
by ねこざかな (2011-11-30 04:38) 

徹

個人的にはRX-7のミニカーなら、トミカ(日本製)のSA-22(前期)、レーシング仕様のSA-22(当時品 日本製)とマッチボックス(マカオ製 ブラック)のSA-22(後期型輸出仕様)とマッチボックス(タイ製 93年)のFD3Sが気に入っています。私は初代RX-7(SA-22前期 後期型)と2代目(FC3S前期型)RX-7と3代目(FD3S前期型)RX-7が大好きですね。特に初代RX-7の前期型と後期型は私が小さいころからよく知っており、親しみのある車種でもあります。1984年放送の特撮番組の宇宙刑事シャイダーに登場する黄色いRX-7(初代 前期型)はアニー(森永奈緒美さん)の愛車としても印象深いですよね。FD系の前期はマッチボックスでモデル化されたのに、93年にトミカにラインナップされなかったのは残念な事ですね。FDの最終後期型はトミカでモデル化されましたが。2012年の夏にRX-8が生産終了になってしまったのはさびしいけれど、新型RX-7復活してくれないかな。
by 徹 (2012-10-21 21:53) 

ねこざかな

>> 徹様
RX-7の小玩車の詳細な解説ありがとうございますww
MBのSA-22は後期型だったのですね。

マツダのREでは、バブルの恐竜、ユーノスコスモが好みです。
どっかから小スケールで出してくんないかなー
by ねこざかな (2012-10-22 01:27) 

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