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四国(四分の)一周ブログ旅 マムシの巻 [玩車紀行]

夏休みだから、どっか連れてけと長男が煩いので、またもテツに漬けることにしました。

春休みのブログ旅の続きで、今度は四国の東北部をぐるっと。
鈍行でもすぐに終わっちゃう距離なので、寄り道しながら。

徳島線 石井(05:58)- 阿波池田(07:43)
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寝ぼけまなこで列車を待つこと十数分・・・
その間に早速、息子の帽子がなくなったのはどーゆーわけだ(苦笑)

切符や財布はなくさないように気をつけなきゃね。
スケジュールに余裕があるのに、わざわざ始発を選んだ理由は後述。

土讃線 阿波池田(07:57)- 琴平(08:58)

この区間のメーンイベントは、スイッチバックの坪尻駅訪問。
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普通列車にさえ、しばしばスルーされてしまう秘境駅。
へたに降りると、クーラーのない駅舎で、数時間放置プレー。

ただ、上り列車では、この便が15分ほど停車するので、
それに合わせてスケジュールを組んだ次第です。

谷底近くの駅周辺には車道はおろか人家の一軒もなく、
「マムシ注意」の看板がお出迎え(汗)
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延々と山間を縫うように走る池田以南の土讃線とは違って、
坪尻を過ぎた列車はあっけなく讃岐山脈を越えて、一路琴平へ。

琴電琴平線 琴平(08:58)- 高松築港(09:13)

さすがは古くから大勢の参拝者が訪れる、こんぴらさんの御膝元。
JR駅舎から琴電駅に向かう、100m余の間にさえ見どころが。
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高さ日本一27.6mの「高燈籠」
往時は航海の無事を祈って、てっぺんで生贄が捧げられていました(嘘)

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琴電のラッピング電車の中で、特にかわゆいのに乗れました。
キャラクターは一見ペンギン・・・と思ったら、イルカの「ことちゃん」だって。

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ぞぞー

ここから時間つぶし・・・もとい、息子の見聞を広げるため海へ。
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高松から片道20分、イースター島に到着します。
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桃太郎の鬼退治の舞台、女木島とも言います(ヲイ)
フェリーから、鬼ケ島観光自動車のバスに乗り換え、山中の鬼の洞窟へ。
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30数年前、子猫の頃に来たときは、鬼たちはもっとおどろおどろしかったと
記憶しているのだけど・・・時代の流れか、今ではコミカルに。
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かと思えば、捕えられた人のミイラが!
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ほんとは、昨年開かれた瀬戸内国際芸術祭の作品。
鬼より、こっちの方がよほど怖いっす。

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フェリー乗り場の近くにも作品が。

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集落の路地は、オーテと呼ばれる石垣が積まれています。
次の機会には、野良猫気分で散策したいな(真夏以外のときに)

琴電長尾線 高松築港(13:48)- 瓦町(13:53)
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琴電志度線 瓦町(15:26)- 琴電志度(16:00)
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徳島のJRは非電化なので、息子にとっては、琴電が初めての「電車」
民家の軒先を覗くように走るのが、物珍しい様子でした。

高徳線 志度(16:18)- 引田(17:02)
高徳線 引田(17:31)- 徳島(18:28)
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志度から再びJRに乗り換え。引田からは先頭車両が切り離され一両編成のワンマン。
床下のディーゼルの響きに、なにやら安心するのが、非電化県民の性か。

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この時刻になると、燃えるような日差しもようやく衰えてきます。

徳島線 徳島(18:58)- 石井(19:14)
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終わった・・・腰痛い・・・

今回も玩車成分の乏しい旅でしたが、
徳島駅のキオスクで滑り込み購入したチョロQを御紹介。
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JR四国8000系 (登場時塗色)

予讃線などで走っている振り子機構採用の特急電車。
「ギミックつき」に弱いので、次のブログ旅で乗ってみようかな。

ちなみに定価1000円。「しおかぜ」「いしづち」とセットだと2800円。
・・・・・・つ、釣られたりしなかったんだもんねっ!

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ことでん旧塗色の頃-高松琴平電鉄・琴平線写真集

ことでん旧塗色の頃-高松琴平電鉄・琴平線写真集

  • 作者: 吉田 明宣
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2008/09/25
  • メディア: 大型本

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第三波平

(京王3000系を引きずり出しながら) 「これはお兄さん。」
(京浜急行旧1000形を見つけて) 「おおっ!!こんなところにお姉さんが!!」

「井の頭線と京急線を・・・お兄さんお姉さんと呼ぶ・・・そのクルマは・・・・・・」
「そうです!京王重機で改造工事したもと東山線なのです!」

それは、さておきまして。
この黄色の琴電、まさに学生時代お世話になっていた京浜急行700形じゃないですか~。京急内では各駅停車・支線とたまに急行運用というローグレード車でしたが、ことでんではすっかり主役ですね。ことでんと京浜急行は譲渡で30年のお付き合いですからぜひとも行きたいですが、横浜からだと遠い・・・

で、問題はこのサンクス広告で赤く塗られた電車。
下手なチューニングカー並みにカスタマイズされています。
志度線は元々急カーブで1両あたり16メートルまでの小型車両しか入線できず、車両の更新が遅れていました。
しかし今更そんな小型車を使ってる大手私鉄なぞ無く、悩んでいたところに名古屋市営地下鉄東山線に該当車種を発見、名古屋市と琴電に車両を改造する京王重機が打診したのでありました。

名古屋の地下鉄は集電方式が第三軌条なのでそのまま使えず、パンタグラフや冷房は京王重機で井の頭線やら小田急からかき集めたものを再利用し、見事に車両が完成しました。その後この琴電チューニングカーは各線に登場し、現在各線で主役となっております。

ということを、ぜひ息子さんにお伝えしておいてください(笑)。
by 第三波平 (2011-08-27 23:12) 

ねこざかな

>> 第三波平様
サンクス車両 「やあ。」
さんご 「あー、帰ってきた。」
サンクス車両 「御奉公の期間が終わったので帰って参りました。」
さんご 「ごくろーさん。」
浅野 「しかし、琴電に売りとばされて労働させられるなんて
    珍しい地下鉄だな、おまえは。」

されは、さておき。

車両についての詳しい解説、ありがとうございます!
夏休みの自由研究のテーマに・・・は、できないかな、やっぱ(汗)

サンクス車両、角ばっていて地下鉄っぽいと思ってたら、当たりでしたか。
元・京浜急行700型のデザインも、温かみがあって好きです。
by ねこざかな (2011-08-28 05:03) 

1275GT

なかなか濃い鉄分、十分に楽しませていただきました。
関東以北では震災で存続さえ危ぶまれる中小私鉄ですが、
四国はまだまだ元気なのがうれしいですねぇ。

そうか・・・徳島は“ディーゼル”天国なんですね(笑)
床下のエンジン音、あれはたまりませんな。
電力供給が心配なおり、メトロも排ガスのきれいな、
ハイブリッドディーゼルを検討・・・って、ないだろうなぁ(笑)
“振り子”は北海道で乗りましたが、ギミック好きの方にはぜひ。

by 1275GT (2011-08-28 09:02) 

ねこざかな

>> 1275GT様
じつは・・・琴電、百貨店事業の失敗がもとで一度、倒産しています(汗)
それでも、路線縮小することもなく再生したのは、大したもんだ。

徳島はディーゼル天国つーか、日本で唯一のオール非電化つーか。
高知と松山でさえ、路面「電車」が走ってるのにねぇ(苦笑)

振り子、北海道でも走っているのですか。御教授多謝。
四国の振り子もそのうち、必ず、絶対、乗りに来てくださいね♪
by ねこざかな (2011-08-29 03:11) 

はましょ

こんにちは。

先日の高松行軍では列車に乗る機会がありませんでした。^^;
高松築港駅前で記念撮影をするのみ。。。

かつては高徳線の線路脇まで徒歩30秒、てな場所に居住していましたが、30年経つと景色も変わりますねえ。
当時は、『ことちゃん』なんていなかったし、『親切な青鬼くん』もいませんでした。
大型あなごや骨付き焼き鳥がご当地グルメだとも知りませんでした。

そういや、首都圏しか知らんツレは車体の前後に運転席のある車両に感動しておりました。
(相模線で走ってなかったっけ???)


by はましょ (2011-08-29 10:41) 

ねこざかな

>> はましょ様
ことちゃんは、2002年に誕生したキャラクターだそうですね。

「瀬戸内海に面した香川なのに、なんでイルカやねん!」と思いましたが、
琴電の関連会社が当時関与していた屋島水族館の絡みだとか。

> 車体の前後に運転席のある車両
スイッチバック駅では、運転士さんが行ったり来たりしてました。
ワンマンカーじゃない頃は大変だったんだろうなぁ・・・。
by ねこざかな (2011-08-29 15:28) 

Ponys41

琴電のラッピング車両、元々はウチのご近所を走っていたんですね・・・。
何だか感慨深いモノがあります。

大井川鉄道と共に電車博物館と言われる琴電の車両たち、随分と様変わりしているみたいですね・・・。
by Ponys41 (2011-08-30 01:17) 

ねこざかな

>> Ponys41様
> 電車博物館と言われる琴電
あはは。全国から老頭児が集まってきているのですねww
琴電自体も、それを「売り」にしているような。

http://www.kotoden.co.jp/publichtm/kotoden/gallery/syaryo.htm
大正生まれの車両、たまにイベントで走っているので、乗ってみたいです。
by ねこざかな (2011-08-31 03:39) 

ロンツー

女木島には行ってみたい気もしますが・・こういう鬼のオブジェ(?)見ると、やはり・・と、思ってしまいますねぇ(汗)

それにしても乗車時間を足していくと・・・いやはや、お疲れさまでした。
by ロンツー (2011-09-02 22:34) 

ねこざかな

>> ロンツー様
ドラクエに出てきそうな鬼はともかく、人工のモノと言われる洞窟自体、
いつ、誰が、どんな目的でつくったのか、興味は尽きません。

次は、ロンツー様のテリトリーをぐるっと往かなきゃ・・・なのですが、
高知から回ると、どう考えても鈍行縛りでは無理っぽくて悩んでいます。
by ねこざかな (2011-09-03 02:14) 

轟 仙次郎

良いですね~、親子旅!
電車に揺られて^^ガタゴトと!
四国は4県、特徴があって、楽しめる所ですよね!
また、行きたくなったなあ^^
by 轟 仙次郎 (2011-09-07 08:53) 

ねこざかな

>> 轟 仙次郎様
親子旅、交通費もさることながら、「アレ食べたい、コレ飲みたい」と、
息子リクエストで出費が嵩むのが困ったものです(苦笑)

是非、また四国に御光臨くださいましな!
紅葉の時季の、大歩危のトロッコ列車なんか良さそうですよ~
by ねこざかな (2011-09-09 02:10) 

グッドバランス

親子旅、イイですねぇ!
うちの息子も5歳ですから、もう少し大きくなったら、ねこざかなさん親子のように一日がかりの旅行をしてみたいと思います。
四国にもぜひ行きたいと考えています。
琴電には、小生も今夏乗りました。高松駅からでしたが、JRの駅とえらい離れているのが不思議な感覚でした。
by グッドバランス (2011-09-15 16:27) 

ねこざかな

>> グッドバランス様
琴電、伊予鉄、土電・・・四国の県都には個性ある私鉄があり、
小さい鉄予備軍も喜んでくれるかもしれません・・・徳島市以外は(涙)
by ねこざかな (2011-09-19 01:29) 

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