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珍玩堂主人 ヒルマンミンクス編 その2 [モデルペット]

一応まっとうな?勤め人であるねこざかな。玩車収集癖はほぼカミングアウトしてるけど、
ブログで駄文を連ねてるなんてことは、さすがに数えるほどの同僚しか知りません。

そのうちの一人、コンビニおまけフリークで「理系少年」の先輩が、
先日のパチモンAGを見て開口一番、「こんなのメード・イン・ジャパンじゃない!」

玩具とはいえ、あれが曲がりなりにも我が国の工業製品だったとは認めたくないのでしょう(笑)
私としては、味のある貴重なサンプルじゃないかと思うのですが(マニア確定)

しかし、同時代の日本製ミニカーが、けっして駄玩具ばかりじゃなかったのも事実。
今回は国産黎明期の力作を、英国の老舗の佳品と並べてみました。

左=モデルペット(No.9S。1/42。1962年発売)
右=ディンキー(No.175-G。1/43。58年発売)

モデルペットは59(昭和34)年に誕生した「日本初の本格的ミニカー」
ヒルマンミンクスは61年に初版(No.9)発売。翌年、内装を追加、ホイールを変更したNo.9Sに。

ディンキー・トイズ第一号のモデルが生まれたのは、戦前の1934年。
No.175-Gには青/白のほか薄緑/タンも存在。ホイールも含めバリエーションは4種類。

両ブランドの、ダイキャストモデル製作のキャリアの差は、実に四半世紀!
ですが極東の後発「モデルペット」、少なくともこのモデルに関しては健闘していると思います。

ボディの抜けが一部いびつだったり、塗装の下地処理が不十分な気配があったりするものの、
三角窓の細いピラーをあえて再現、全体的なプロポーションも大きく狂ってはいません。

ディンキーの方は・・・老舗の手馴れたつくりとしか言いようがありません。
すべてが破綻なくまとまっており、個人的にはあえて現在のモデルを買う必要性を感じません。

どちらにせよ、たかが古びた玩具、ダイキャストの固まりに過ぎませんが、
見比べることで彼我の歴史や、先人の挑戦が浮かび上がる・・・とは言いすぎでしょうか(照)

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コメント 7

aavecj

いいんじゃないでしょうか~
頑張ってますね、このダイヤペット!
フロントの作りも丁寧で、乱暴なカラーリング・・・

当時の技術でここまでのこだわり、私もモデルを拝見して感じますよ~!
by aavecj (2007-02-14 21:01) 

ねこざかな

>> aavecj様
国産Q玩車はオクでもトイショーでも人気者なので、私は数えるほどしか持っていませんが、なかなか重厚感があって病み付きになりそうです(笑)
当時の子供たちにとっては、かなりの高級玩具だったのでしょうね。。。
by ねこざかな (2007-02-15 04:50) 

グラス

子供の頃、ミニカーは入手できなかったけど、ヒルマンのおもちゃが欲しくて買ってもらったのを覚えてます。30CMくらいだった気がします。
残念ながらもうありませんが・・・
デインキーもダイヤペットもいい雰囲気を出していますよね。
by グラス (2007-02-16 07:53) 

グラス

ダイヤペットじゃなくてモデルペットでした。すみません。
by グラス (2007-02-16 07:55) 

ねこざかな

>> グラス様
30CMのヒルマンって・・・もしかしてブリキ?
かなり高級かつ味わい深いモデルだったのではないのでしょうか。
歳月の彼方に消えてしまったのが惜しまれますね・・・。
by ねこざかな (2007-02-17 02:30) 

桃色ジープ

モデルペットって絶妙な車高の下がり具合とムーンディスクを彷彿させるホイルがCOOLでカッコイイと思うのは私だけ?この頃の車のカタログに描かれてるイラストって殆ど(全部と言ってイイ程)車高が低くシャープに描かれてるじゃないですか。モデルペットの原型を作成した人って「イラストのシャープさを3Dでも再現できないか?」って感じで原型作ったんじゃないかと妄想しちゃったりします(コレまた俺だけ?)。
by 桃色ジープ (2007-02-19 22:07) 

ねこざかな

>> 桃色ジープ様
モデルペットのヒルマンには、へたるサスなんかないので、デザイナーは最初からこの車高でモデル化したかったのでしょう。ご想像のとおり「確信犯」かも(笑)
by ねこざかな (2007-02-20 05:00) 

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