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珍玩堂主人 オースチン・タクシー [モアストーン]

50年代のモアストーンとマッチボックス、互いのラインアップの競合を、
微妙に避けていたような節もありますが、英国を代表する車ではそうもいかなかったようで・・・

右=モアストーンのNo.13(Austin Taxi Cab。1957年発売)
左=マッチボックスのNo.17-B(Austin Metropolitan Taxi。60年発売)

双方ともに当時、街中を走り回っていたオースチンFX3をモデル化。
クラシカルな雰囲気を残す実車は、58年まで10年間、8000台が生産されました。

モアストーンのNo.13は、金属ホイール&プラスチックの窓パーツなし。
61年にバッジーブランドになり、64年まで製造されました。

マッチボックスのNo.17-Bは、最後の窓パーツなしモデル。
ホイールは金属とプラスチックがあり、バリエーションは全部で4種類。

また、当時のタクシーの色は黒と定められていましたが、
レズニー社は黒いミニカーは地味だと考え、本物にはないマルーンを採用したそうです。

私見ですが、両モデルとも、ブランドを代表する傑作といってよいと思います。
モールドの緻密さは1/43のモデルが大味に見えてしまうくらい。

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